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デマを流す悪辣な手段で爆売れを目指す

全く不足なんかになってないのに不足になるぞというデマを流せば爆売れすると聞いて、なら、どういうデマを流せばポリカ製レンズプロテクターが爆売れするのかなと。


完全なデマが元になって突然トイレットペーパーが物凄い勢いで売れたという話。ここまでヒトってデマに流されやすいのかと呆れつつも、今なら簡単にそれっぽいデマを流すだけで商売繁盛になる、つまり自分が売ってるものを爆売れさせることができるんじゃないか……という悪魔の囁きが、経営者の方なら頭のスミをちょっとかすめたんじゃないかと思います。

ウチで売ってるポリカ製のレンズプロテクター、これはどういうデマを流したら爆売れするのかと考えてみました。

まず最初に思いつくのが、「素材となってるポリカ板は中国から輸入してるから、その輸入が滞って在庫がはけたら次が入荷しない、買うなら今のうちだ!」みたいなやつですが、これはだめです。あきゅらぼ製レンズプロテクターに使ってるポリカ板は、思いっきり日本製です。

ついでなのでアピール。あきゅらぼでは厚2mm・大きさ1x2mのポリカ板を素材として購入し、それを様々な形に加工してレンズプロテクターとして販売しています。1×2ポリカ板にはメーカー/型番シールが貼られていますので、レンズプロテクターを作るときにこのシールの部分に当たると、シール付きのプロテクターができあがります。確率的には1000枚に1枚ってところです。日本製の証を手にできた、ラッキーと思っていただければ。


じゃあ、この会社がポリカを作る際の材料の一部が中国から輸入されていて、それが滞る可能性があって……みたいな口からでまかせを言ってみればどうかなとも思いましたが、いくらなんでもそれじゃ話が長過ぎます。風が吹いたから桶を増産みたいな話です。

考え方を変えてみましょう。レンズプロテクターそのものではなくソレを取り付ける対象であるスコープやドットサイトの方は、ガチで中国製がメインになっています。中国からの輸入が滞って、店頭に並ぶ製品が品薄になるってことはありそうです。というか現時点で少しずつそいういう兆候がでてきつつあります。ならばこういうのはどうでしょう。

これまでは安価なレプリカのスコープ/ドットサイトを使って、被弾して割れたら新しいのに交換すればいいやと気楽に考えていたみなさん! 中国との物流が滞っているせいでこれまでみたいに安い光学機器が無尽蔵に手に入るようなことは当分なくなりますよ! 今手元にあるヤツを大事に使い続けるようにするために、サバゲに使うときはレンズプロテクターを装着しましょう!

よし、これなら普通に通りそうな感じです。というか、これはあまり嘘を言ってないような。ただの親切な呼びかけになっちゃったような気がします。最初は「デマを流してでも売上を伸ばす方法は何か」とか悪魔のようなことを考えてたはずなのに。

池上ヒロシ

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池上ヒロシ

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