改良点は主に下記の2点です。
カラーフィルターがターゲットの見えやすさにどのくらい影響があるのかというのは、人によって言うことが違います。「なんの効果もない」って断言する人もいれば、効果があるという人でも「オレンジがいい」「イエローがいい」「色付きは良くないがグレーの濃さ違いを何種類か用意しておくのは良い方法」と言うことがバラバラだったりします。
つまるところ、「自分で実際に使ってみてどうだったか」で判断するしかないわけです。射場の照明やターゲットによっても適切なフィルターは、あるいはフィルターを使うほうが良いか必要ないかすらも変わってくるんだと思います。
だからこそ、限られた前日練習時間、もっと切羽詰った場合だと試射時間内に、いろんなフィルターを手軽にアレコレ付け替えることができるホルダーは、「もし本当にそんなものがあったら、すごい便利だなあ」という種類のグッズになります。
とはいえ、射撃専用眼鏡についている円形のレンズフレームに、それとはちょっと直径が違うフィルターをうまい具合に固定する方法なんてないよなあ……と思ってたんですが、ある日ふと、「Cの字型に切り出したアクリル板を段々に重ね合わせれば、横からパチンとハメる形でレンズとフィルターを両方固定できるんじゃないか?」ってのを思いつきました。本当に「ふと思い当たった」って表現にふさわしく、昼寝してたらパーッと頭に思い浮かんだんです。
何十個かの試作を重ねて製品化したのが、あきゅらぼ製の「フィルターホルダー 37Φレンズ用と「23Φレンズ用」の2種類でした。なかなかうまい具合に思い通りに行きまして、すでに販売していた30mm径フィルターを射撃専用眼鏡に取り付けるには絶好のグッズとなりました。
その後、「30mm径の射撃用品」のラインナップがいろいろと増えました。「アイリスシャッター(本格派)」や、LEDのギラ付きを抑えるという「TALEXモアイレンズ」を使った「良く見えるフィルター」なんかは、自分でいうのもなんですが効果抜群です。
ただ、この2つを2枚重ねしようとすると、従来のフィルターホルダーでは少し無理をする必要がありました。モアイレンズはちゃんとしたサングラス用のレンズですから若干の丸みがあるので、つっかえてしまって上手く入らないのです。表裏を変えたり、少しはみ出し気味になっても気にせずに押し込んだりすればなんとかなりますが。
そんなこともあり、「良く見えるフィルター」&「アイリスシャッター(本格派)」の2枚重ねにちゃんと対応できるようにフィルターホルダーを改良してみました。ついでに気になっていたネジのゴツさをなんとかしようと、1サイズ細いネジに変更してあります。
購入は「あきゅらぼ通販」からどうぞ。