APSカップで言うところのブルズアイ競技に相当するステージ「だけ」を延々と撃ち続けるという形式のマッチ、自分はこれこそが精密射撃の真髄だくらいな勢いで面白さを感じるのですが他のみんなにも面白さを感じてもらえるかどうか不安だった頃もありますが、今は当サイト主催マッチの中でも一番の長寿マッチになってくれました。こういう「ブルズアイだけ撃つ」系の点取り会みたいなのもあちこちで開催されているようで、元祖……というわけじゃないんですがちょっとだけ前から始めてる側としては、「自分が面白いと思ってたものが、他の人にも面白いと思ってもらえた」って点で感無量なものがあります。
今回はマルゼンさんより、商品としてガスブローバックのPPK/sをご提供いだたきました。ありがとうございます。賞品の分配は最後にくじ引きにて行ないましたが、「ガスブローバックを所持するのは、これが生まれて初めてです」という方が当選しました。一発ずつ撃つ精密射撃とはまた違うエアガンの面白さに目覚めてくれるとうれしいですね。
点数のレベルは、今回も高かったですね。昨年の本大会での「初参加&入賞」という快挙で一躍有名人のエンドウさんは、ひたすらブルズアイでも上位常連さんです。今回はあと一歩で「全シリーズで190点台」を達成、平均で見れば余裕で達成という高得点。私も悪くない点数ですがダントツのトップにはなれずギリギリのところまで肉薄されてます。本人は点数のことを口にするときには必ず極めて自己評価の低いことを仰るのですが、きっとそれは彼なりのメンタルマネジメントの一つなんじゃないでしょうか。
先日、ようやく材料が輸入できて十数個を製作し、先行予約いただいていた方々に発送できたアイリスシャッターを使用していただけてる方が多かったのは嬉しいですね。少々薄暗かったり照明の具合が万全ではないレンジでも、リアサイト-フロントサイト-ターゲットの黒丸の3つが全部くっきりと見えるようになるグッズですから、APSカップでいうところのシルエットでは絶大な効果を発揮します。ブルズアイではAPS本戦ではそれほどでもないですが、「ひたすらブルズアイ」みたいに長丁場になると後半に入ってからのターゲット&サイトの見え方がまるで違ってきます。
目のピントの行き先とかあんまり気にしなくて良くなってしまうので、逆に言うとフロントサイトから意識が離れがちになっちゃうという弊害もあったりします。また、サイト・ピクチャー(サイトとターゲットとの位置関係)がすごくハッキリ見えるので、ついそれを完璧に正確にしようと追い込もうとして無理をしてトリガーで飛ばしをしてしまう、というミスが起こりがちになる場合もあります。
けれど、そこらへんを自分で上手くコントロールできるようになれば、狙うべきものがハッキリ見えてるほうが見えてないよりも良いのは当たり前のことなので、スコアの大幅アップは確実になります。今回も、後半に入ってスコアを上げる方が多かったのはそこらへんに理由があるんじゃないかと思います。
終了後の射撃談義は主にトリガーに関する話がメインになったので、肝心のアイリスシャッターの感想をあまり聞けませんでした。よろしければ、購入されて実際に使っている方、もちろん匿名で構いませんので使い勝手とか感想とかお知らせいただけると嬉しいです。より良い製品作りに反映させていきたいと思います。
さて、次回の「ひたすらブルズアイ in 新宿MMS」は、2月17日の土曜日、午後5:00から開始になります。いつもと違い第4土曜ではなく、第3土曜になりますのでご注意ください。