MG5について、助けて!【海外の反応】

先日アップした「Matchguns MG5」のトラブルについての話の続きです。時系列的にはこちらが先の話になります。

フリーピストルというのは、単発の拳銃を使って50m先にある同心円状のターゲット(ブルズアイターゲット)を撃つ射撃競技です。使うのは22LRという小さい弾です。小さいとはいえ火薬を使って鉛弾を発射するれっきとした実弾を撃つ拳銃です。

威力は140ジュール前後と、エアガンに比べれば桁違いにハイパワーではありますが、いわゆる対人用の拳銃……例えば普通の生活を送ってる一般の日本人にとっては最も身近な拳銃である「おまわりさんが腰に下げてる銃」に比べれば半分くらいの威力です。

それほど威力が高いわけではない弾を、一発だけ手動で装填して一発だけ撃ち、撃ったら手動で空薬莢を取り出してまた新しい弾を手動で装填するという仕組みです。単純といったらこれ以上ないくらいに単純なものです。自動銃みたいに安定した作動を確保するために複雑な仕組みが組み込まれていたりとかそういうのは全然ありません。

だから、トラブルなんてそうそう起こらないだろうし、たとえ起こったとしても(ある程度、機械に詳しい人間なら)自分でなんとかできるんじゃないかと思っていたのですが……。

「相当に機械に詳しそうな人が、メーカーの人にも頼りながらいろいろ頑張ったけれども、結局トラブルを解決できなかった」という話が海外掲示板にUPされていたのです。

いったいどういうことなのか、どういうトラブルが起きてどういう対処をしようとしたのかということを知りたくて、当時(最初に書き込みがあったのは2011年)のスレッドを読み返してみました。

先日に続き、「需要がないにもほどがある」記事になることをお詫びします。

MG5について、助けてください

引用元:TargetTalk(MG5 help needed)


  • 万策尽き果てました。どなたかMG5ユーザーがいらっしゃいましたら助けてくれませんか?
    これまでの経緯:

    1. MG5を購入しました。ここまでは順調ですね。世界の金融経済は問題なく運営されていますし、合衆国はまだ私を信頼してくれています。
    2.問題は射撃時です。カートリッジを手を使ってチャンバーの一番奥まで押し込めば発砲できます。しかし、ボルトで閉鎖しただけでは最後の1~2mmを押し込むことができません。トリガーを引くと空打ちの「キンッ」って音はするのですが、ファイアリングピンはリリースされず、当然発砲もされません。トリガーを再設定することにより、極めて変則的な方法(まず1回目のトリガーで正しい位置にセットして、2回目のトリガーで撃発させるというもの)で発砲することができるようになりました。フリーピストルのチャンバーは、非常に「タイト」に作られているため、抵抗なく装填できる弾はほとんどありませんでした。これは、ほとんど全ての弾薬は動作しないということを意味しています。
    3.マッチガンズ(メーカー)に頼んだところ、新しいボルトを送ってくれました。それは若干の改善(といえるかどうかは微妙なのですが)がありました。カートリッジがチャンバー内の正しい位置に装填されなかった場合、これまではファイアリングピンが動作せず撃発が起こらなかったのですが、「改善」後のファイアリングピンは「軽い」撃発を行うようになりました。これは、ボルトがカートリッジに対して「最後の1mm」を押す必要がある状態であっても発生してしまいます。結果として1回の撃発では発砲されない状態です。これはとても「完全解決した」とは言えない状態です。
    4.まだあります。新しいボルトを取り付けた後の症状として、薬莢のエキストラクターが食い込む箇所に断裂が生じるようになりました。裂け目がなくても同じ位置に「ふくらみ」が生じました。ボルト交換前は空薬莢を調べたことがなかったので、これが新しいボルトによって引き起こされた新しい問題かどうかは分かりません。エキストラクターはボルトから独立して取り付けられているので、ボルトを交換ことが理由となって発生する機械的な理由は明らかに存在しません。なので私は以前からそこに「ふくらみ」が生じていたと仮定していますが、問題はさらに悪化しています。薬莢のリムはエキストラクターの位置では支持されておらず、エキストラクターの「ツメ」自体は、チャンバーの壁およびケースの縁から少し奥まった位置にあります (すなわち、チャンバー内のエキストラクターが入るべきスペースが1mm×1mmだとすると、エキストラクターの「ツメ」は1mm×0.5mmしかないので、チャンバーの表面より奥に窪んでしまうということです)。ケースに生じるこの裂け目は、安全上の懸念に加えて、アノダイズドアルミニウムの「フレーム」を侵食してしまうという問題もあります。
    どなたか、こういった諸問題がどういった理由によって引き起こされたかわかる方はいらっしゃいますか?
    また、MG5またはMG5eを所持している方がいらっしゃいましたら、私のものとチャンバーやエキストラクター部分の形状が同じか異なっているかを確かめたく思うので、写真を交換できませんでしょうか?
    メーカーであるMatchgunsは、そのトラブルはチャンバーが汚れていることと、品質の悪い真鍮によって作られた弾薬によるものだと言いました(そんなことはありません。最初に発砲して以降、なんども繰り返し掃除をしています)。私はMG2(同じMatchguns製のセミオート競技ピストル)には非常に満足していますが、それによって築かれたメーカーへの高感度は急速に消えつつあります。(アメリカ・ペンシルバニア州マウントジョイ)

 

  • 私はMG5は持っていませんが、初めて手にしたTOZ-35ではファイアリングピンの打撃力が弱く、リムには弱い打撃痕しかつきませんでした。何度か繰り返すうち、一度装填してからもう一度ボルトを開けて閉じれば、なんとか安定して発砲できることが分かりました。
    ファイアリングピンとスプリングのハウジングとなっているボルトキャリアを取り外し、徹底的にきれいにして、粘土の低いオイルで潤滑しました。さらにファイアリングピンのバリを除去するために砥石で磨きました。
    何かの助けになるかどうかは分かりませんが、MG5のメカニズムを解説した動画があります。20-45秒あたりに、トラブルが起きていると思われる部分の動きがあります。

    この動画から察するに、エキストラクターの掃除も必要っぽく思えますね。(セントラルバージニア州)

 

  • 私はMG-5Eを所持していて実際に撃っていますが、「軽い撃発」は発生していません。なのであなたの問題について有益なアドバイスを提供することはできません。ですが、あなたの銃がどういう状況なのか写真を見て自分の銃を比較してみたいとは思います。
    私は過去に2回ほど、トラブルとはいえないレベルの状況が発生していました。射撃直後にロックダウンしたはずのローディングレバーが上に動いたのです。動いた量はたかだか1~3mmかそこらでしたが、フロントサイトを隠してしまう形になるのでフォロースルー中にすぐに気づきました。なんらかの理由によりバレル装着位置が前方に移動してしまい、ボルトが十分に閉じていない状態になっていたようです。バレルの上端には、取り付け位置を調整する2つのネジがあります。私はそのネジのうち前方のネジをほんの少しだけ緩め、後方のネジを締めることでバレル位置を再調整しました(さらにその後、前方のネジを締め直してください)。これにより、ボルトがしっかりと閉じられ、ローディングレバーがショット後でも降りたままになります。
    一年前のことですが、何らかの理由によりエジェクターが接触してはならないボルトの一部に接触してしまい、ボルトに曲線の傷を描いてしまうということがありました。エジェクターピースが湾曲しており、最終的には2つに割れてしまい、ローディングレバーを閉めるだけで撃発してしまうようになりました。Matchgunsの人々はとても親切で、新しいボルトとエジェクターを送ってくれました。私はそれらを組み込み、古いパーツを返送しました。
    私のMG-5はRWS、SK、Wolf製の弾が合うようです(SKとWolfはおそらく同じ弾です)。CCIはあまりにもタイトで長すぎるために装填できませんでした。(テキサス州サンセットの森)

 

「2本のネジの片方を緩め、片方を締めるとバレルを前後に移動できる」って、つまりはこういうことだと思います。そういや私のモリーニにも同じ位置にネジが2本あるなあ……。


 

  • ケースの裂け目と、エキストラクターの位置関係がわかる写真を撮影しました。


    (アメリカ・ペンシルバニア州マウントジョイ)

 

  • おやまあ、たしかにあなたのMG5のバレルには欠陥があるように見えます。そのスロットはどう見ても遠すぎます。(ペンシルバニア州ベリック)

 

  • 「バレルに欠陥があるのでは」という意見に同意します。その写真におけるエキストラクターの後ろのノッチは、私のものよりもはるかに深く見えます。私のMG5では、エジェクターはバレルの端・バレルのケースの縁とほぼツライチになっており、 エジェクターの後ろとバレルの間には空きスペースがありません。(アメリカ・テキサス州サンセットの森)

 

  • このギャップが、薬莢に裂け目が生じてしまう理由かもしれませんね。チャンバー内でその部分にサポートがないからでしょう。薬莢の膨らみはギャップの形状とそっくりです。裂け目が生じた薬莢をチャンバーから引きずり出したとき、裂け目の位置はバレル内にあるギャップと一致していましたか? もしそうなら、これは間違いなくメーカー保証修理の対象になると思います。(ケンタッキー州レキシントン)

 

  • 確かに、エキストラクターとチャンバーとの間のギャップは、薬莢が破裂したり膨らんだりする場所と一致しています。ボルトの上部にあるファイアリングピンから見て正反対の位置です。薬莢の破裂が起きたのは数回だけですが、射撃を行えば必ず薬莢の同じ位置(エキストラクターの噛む位置)に不吉な膨らみが生じます。Eleyは薬莢が厚いのか真鍮の剛性が高いのかそれほど膨らみませんが、安心はできません。SK、Wolf、Federalでは、空薬莢には明らかにヤバげな膨らみが生じてしまっています。(アメリカ・ペンシルバニア州マウントジョイ)

 
<<<そして3年の月日が流れる>>>
 

  • 助けを得るためにage(アメリカ・ペンシルバニア州マウントジョイ)

 

  • この写真は、Matchgunsに送りましたか? あなたがこの問題に悩まされたのがどのくらいの期間なのかは私は知りませんが、私だったらケースがしっかりと装填されるようにチャンバーを清掃するところから始めると思います。
    他には、射撃後に銃口からクリーニングロッドを押し込むことで薬莢を押し出してみるというのはどうでしょうか? この方法で取り出した空薬莢に傷がついているのかいないのかを確認することで、薬莢の傷がエキストラクターによってついたものなのかそうでないのかを確認することができます。
    もしエキストラクターの位置が正しくないために問題が生じているのならば、ガンスミスによるフィッティングをどのように行えば良いのかMatchgunsに尋ねるべきです。(オーストラリア)

 

  • ボルトフェイスの写真を見せてもらえませんか?(オーストラリア)

 

  • ボルトフェイスは、ファイアリングピン用の穴が開いているだけのフラットな面です。


    (アメリカ・ペンシルバニア州マウントジョイ)

 

  • 私のMG5も、チャンバーがタイトです。ほとんどのブランドのカートリッジは指でかなりの力を入れて押し込まれなければなりません。Magtechの丸まったチャンバーはもっと簡単に装填できるのですが……レミントンの弾薬でも楽勝です。
    射撃後の薬莢は、どのブランドでもたいていはエキストラクター部分が膨らんでいるものです。もちろん裂けたりすることはまずありませんが。
    上に書き込みのある、バレルの前後位置の調整を試してみることをお薦めします。おそらくそれだけで、ファイアリングピンの打撃が軽すぎる問題は解決するんじゃないかと思います。(オールド・ヨーロッパ)

 

  • まだ問題が解決されてはいなかったとは。申し訳ありません。自分のMG5を撮影する際に、見せたい部分に十分に光が当てようと頑張っていました。写真をUPします……60発を撃ち終えた直後なので汚くなっちゃってるのは勘弁してください。私が先の書き込みで言及した「エジェクターの背後とチャンバーとの隙間」が、あなたのUPした写真とこの写真とでは異なっているのがわかると思います(写真内で「A」と矢印で示した部分です)。


    あなたのMG5ではこの部分に大きな隙間があり、おそらくはそれが原因で問題を引き起こしているのではないのでしょうか。私のMG5のエジェクターはバレルとツライチになっていて、装填した薬莢のリムの位置とちょうど一致するようになっています。

    私は少なくとも4年間MG-5を撃っています。メカニカルトリガーと電子トリガーの両方を撃ちましたが、私はメカニカルの方が好きです。ちょっとしたトラブル(とも言えない状況)はありましたが、それを解決してからは全く問題は起こっていません。
    MG-5は非常に良く撃てる銃です。(米国テキサス州サンセットの森)

 

  • 思うに、タイトすぎるチャンバーと、ゆるいボルト機構(ヘッドスペースが大きすぎる)、そしてエキストラクターの位置がきちんとフィットしていないのが理由だと思います。(オーストラリア)

 

  • 自分のMG5と見比べてみましたが、やはりチャンバーの、エキストラクターの入る部分の切り欠きが私のMG5よりもずいぶんと深いように見えます。
    「タイト」なチャンバーについてですが、私は以前、いろいろなブランドのカートリッジを装填してから撃たずに取り出して、どんな具合になるか確認してみたことがあります。いくつかのブランドでは、弾の前部の「肩」(弾丸の円筒部分の前部)に、ライフリングが食い込むことによって僅かに鉛色が「明るく」なっているのを確認できました。同じ弾を再び装填すると、簡単にスルッとチャンバー内に入りました。どういうことかといいますと、チャンバーそのものが極端に窮屈なのではなく、弾丸部分がライフリングに食い込む抵抗があるだけなのかもしれません。(オールド・ヨーロッパ)

 

  • 自分のMG5はこんな感じです。私の推測では、問題のあるMG5はエキストラクターが入るためのくぼみが大きすぎることにより、ケースが保持されずに射撃時に膨らんでしまっているのではないかと思います。私はガンスミスではありませんが、これはバレルを新しいものに交換する必要があるのではないかと思います。



    (ギリシャ・アテネ)

 

ここまで読んできて、「え、これってこういうことなんじゃないの?」ってのを図にしてみました。上が正しい状態。下が、バレル位置が前過ぎるためにエキストラクターがヘンな感じに入ってしまっている状態です。大げさに描いてありますが。ここまでUPされてきた「トラブルを起こしているMG5」「起こしていないMG5」の写真と見比べても症状は合致しますよね?


 

  • フレームの上部で、バレルはフレームを通して2本のネジで固定されています。それぞれのネジはバレルの上部にドリル加工された凹部に入るのですが、実際にはこれらの凹部の中心からやや離れた位置にネジが入るようになっています。前後どちらかのネジをある程度緩めてからもう一方のねじを締めることで、バレル(ヘッドスペース)を数千分の1インチ前後に調整することができるようになっています。
    もし、新しく凹部を穿孔しなければならない場合は、すでに穿たれている凹部を避けなければなりません。バレルを180度回転させることもできますが、バレルの前方にも影響を与えます。コンペンセイターの固定ネジも同様にバレルの凹部に差し込まれる形になっているからです。フロントサイト・ブレードの角度は、そこにある2本のネジで調整されます。
    数千ものバレル後部の切断を行ってきたような有能なガンスミスならば、新しくチャンバーを作り直すことなど造作も無いことかもしれません。
    こういった手段(ガンスミスに頼んでチャンバーを切り直すといった方法)も可能ではあるのですが、新しくバレルを購入するというのがよりよい解決策になるかもしれません――それが入手可能であればの話ですが。(オールド・ヨーロッパ)

 

  • エキストラクターを交換し、バレル固定ネジを調整することでバレルを僅かに後ろに移動させるという方法はどうですか?
    私の最初の投稿で書いたことの繰り返しになりますが、ファイアリングピンがリリースされないというのは、ボルトあるいはファイアリングピンに何らかの問題があるという証拠です。(オーストラリア)

 

  • 皆様のご意見とご提案に感謝いたします。
    私は2つの別々の問題があると思います。
    発火の失敗(すなわち、ファイアリングピンがリリースされないこと)の理由は、スプリングが弱すぎるせいだと思います。シアが開放されるときの動きはこうです――先端にボールベアリングが付いた小さなスプリングによって押されているレバーが別のレバーを叩き、そのレバーがファイアリングピンを支えているボルト上の別のレバーを解放するという仕組みです。グリップを外すと、小さなレバーがファイアリングピンをリリースするレバーに繰り返し当たるのを見ることができますが、実際にはファイアリングピンの支えを外すのに十分な力がないのです。時には2回、それどころか3回5回と繰り返しヒットさせることによってようやくリリースされます。私は、少し強めのスプリングを見つけて交換してみようと思っています。
    私がこれまでの自分の人生で得た経験をもってしても、チャンバーとファイアリングピンのリリースとの間になぜ関係があったのかを説明できません。2つはどう見ても因果関係があるとしか思えないほどに頻繁に関連していましたが、メカニズムをいくら見直してもなぜそうなっているのか分かりません。
    ケースが膨らんだり破裂したりする理由については、ゆるやかなヘッドスペースが原因だろうと思っています(バレルの溝が深すぎるのも理由かもしれません)。バレルを前方に移動させる(ヘッドスペースを増加させる)と、バネ圧力によってチャンバーの溝に押し付けられているエキストラクターはチャンバーと共に前方に移動し、チャンバーの端部で下方に旋回します。エキストラクターの後部は湾曲しており、チャンバーにあるエキストラクターが入る溝は実際にはバレルの底にある長い溝の端であるため、バレルが離れるにつれて滑っていくだけです。(アメリカ・ペンシルバニア州マウントジョイ)

 

「ボルト閉鎖してトリガー引いても撃てない(ファイアリングピンがリリースされない)ことが多い」のも「リリースされて撃発しても軽い打撃痕しかつかない」のも全部同じ原因、「バレル位置が前過ぎる」ことで説明できそうな気がします。ファイアリングピンがリリースされないのは、ボルト不完全閉鎖状態であると判断されて安全装置が作動しているから、リムへの打撃痕が小さいのはチャンバーに入りきっていない弾を「チャンバーに押し込みながら底部を叩く」形になっているからじゃないかなと……?



ギャップだとかスロットだとか、エキストラクターだとかエジェクターだとか(この銃の場合、役割が曖昧なのでどちらの書き方でも間違いじゃないと思います)、みんな好きな言葉であれこれ言うばかりで意思の疎通ができているのかできていないのか、なんか思い込みで話してるだけっぽく見えて、数年前のスレッドだというのに読んでで歯がゆい歯がゆい。誰か一人でも図に描くことで認識の統一を図ろうとする人はいなかったのでしょうか。

読んでる限りだと、「それって、バレル位置を少し後ろに動かすだけで全部解決する問題じゃないの……?」ってのが感想ですが、私のその感想が正しいのかどうかは分かりません。もしかしたら何らかの理由でバレルをこれ以上後ろには動かせない状態なのかもしれません。例えば、フレームにあるボルトの取り付け軸の軸穴位置が少し間違っていてボルトが通常より前に位置しているとか、あるいは他の何らかの部品にバリとかサイズのミスがあってそれが引っかかってしまってバレルが動かせないのかもしれません。あるいは、ほとんどありえないことだとは思いますが、エキストラクターの寸法が間違っていた可能性もあります。

ただ、「正常な状態」と「トラブルを起こしている状態」を写真で見比べることができた、というのは大きな収穫です。自分の手元にMG5が来て、仮に似たようなトラブルが起きたとしても解決への道のりは随分と明るいものになったような気がします。

池上ヒロシ

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池上ヒロシ

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