赤羽フロンティアで開催している10mでのピンポイントシューティング、今回は第4回です。寒い中、大勢の参加をいただき大盛況となりました。本当にありがとうございます。
エントリーは(私を入れて)全部で13名。そのうち、使用銃はライフル(ピストル改造含む)が6名、ピストルが7名と、ほぼ半々となっています。参加クラスについても、フリークラス(光学サイトの使用がOKで射撃姿勢の制限も少ないクラス)が8名、プレシジョンクラス(オープンサイトのみ、射撃姿勢もオリンピックの精密射撃に準じた制限があるもの)が5名とキレイに分かれた感じとなっています。
監的間誤射は、小口径の50m、大口径ライフルの場合は100mとか300mも先の的を撃つわけですから自分の的もとなりの的もわかりませんので、けっこうよくあることです。けれどピンポイントシューティングでそれが起こるとは想定していませんでした。よほどサイトに集中していたのでしょう…。
誤射はターゲット2つ分、弾数でいうと4発分です。これまた良く当たっていて、二人で撃ってる(規定弾数の倍の弾着がある)のにも関わらずほとんど黒丸に入っています。絶好調です。サイトとターゲットだけに集中していてそれ以外のことを全く考えずに撃つ、という理想の状態で撃ったのだから、ある意味では当然なのでしょう。さて問題は、どうするかです。ルールで定められてない以上、その場の判断で良いと思われる方法をとることになるわけですが、「この間違えて撃っちゃったものも、撃たれちゃったものも両方とも無効にして、2人とも4発を撃ち直し」という形にしました。これが正しい判断だったかどうか…。間違えて撃たれた方としては自分が悪いわけじゃないのにペナルティ食らうようなもので、申し訳ないやり方だったかもしれません。次回までに、同じことが起こった場合にどういう対処をとるか、はっきり決めておきます。
プレートターゲットが、鉄板をベースにして作られた新型のものになっています。このターゲット、信頼性の高さはハンパなくて、穴を抜いたときには物凄く確実に抜けて、外れた時には微動だにしません。誤爆で狙ってないターゲットにも変化が起きるとか、そういったことが一切起こりません。そのかわり、「う、これは上手く撃てただろう」と思ったショットでも、ほんの僅かにズレて穴のヘリに当たり跳ね返ってしまうということがけっこうあります…前までのターゲットだったら、なんとか穴にうまい具合にもぐりこんでスポンジを落としていたかもしれない、なんてのでも容赦なくミスショットになってしまいます。
でも、銃の調整がキッチリできていて、なおかつキッチリと撃ててる人なら、かなりの高確率でヒットしていきます。今回は満射は出ませんでしたが4枚抜きの40点が一人、30点が二人という結果になっています。事前の練習時間では、ほぼ100%に近い確率で落としていく人もいたくらいで、あらためてレベルの高さに驚きました。
さて、事前告知していました今回のスペシャル賞品、ノーベルアームズさん提供のドットサイトVD21ですが、くじびきの結果ヒロイシアユムさんの手に渡りました。お父さんが先々月くらいからドットサイト仕様に変更していたものの「ドットが大きすぎて狙いづらい」とこぼしていましたから、もしかしたらそちらの銃に取り付けられることになるのかもしれません? またフロンティアさんからは、マルゼン製ガスブローバック・ムービープロップシリーズ ワルサーP99(25周年記念スペシャルセット)を賞品としてご提供いただきました。これって大人気で即完売しちゃったやつじゃありませんでしたっけ…? こちらもくじびきの結果、イシイケイコさんの手にわたりました。おふたりともおめでとうございます。
赤羽ピンポイントシューティングは、毎月「最初の日曜日」に開催しています。次回・5月の開催は1日、場所は今まで使っていた場所ではなく、その2Fにある倉庫スペースを改装して作られる、リニューアル版の「フロンティアビル射撃場」となる予定です。場所を見せてもらいましたが、「こりゃすげえ」って言葉しか出てこない立派なスペースです。ピンポイントシューティングやAPSカップのような競技以外にも、スティールチャレンジのような幅を必要とするマッチにも使えるんじゃないでしょうか。シューティングレンジ事情が厳しい東京都内、特に秋葉原で大勢の人に愛されていたアソビットレンジが閉鎖し再開未定となってしまった現在、「エアガンが撃てる貴重な場所」としてエアガン好きにとっての聖地的な存在になる日も近いかもしれません。