Categories: トイガン射撃

第一回 ひたすらシリーズ in 撃鉄 (2017.9.10)

今になって夏が戻ってきたかと思える唐突な陽気となった9月10日の日曜日、埼玉県草加市にあるエアガンショップ&シューティングレンジ「撃鉄」にて「ひたすらブルズアイ」を初開催しました。
※協賛:マルゼンノーベルアームズ
協力:撃鉄


国道4号(日光街道)をクルマで走ることが多い方なら、「エアガン」と書かれた巨大な看板に見覚えがあることでしょう。正直言うと少しアヤシゲな雰囲気があるというか、実際に入ってみるとまず正面にアダルトショップ、そしてその横にあるエアガンショップには所狭しとサバイバルゲーム関連商品やエアガンなどが並べられているという、少し二の足を踏みそうになる雰囲気があることは確かです。

両脇にミッシリとエアガン関連商品が陳列された階段を登った先にある2Fの扉を開けると、まるでスタジオのようなきれいな空間が広がっています。スタジオと違うのは、やけに細長いことくらいでしょうか。これが埼玉県草加市にある「撃鉄」のシューティングレンジです。

オーナーさんも基本、エアガン趣味についてはサバイバルゲームがメインで、射撃競技については精密射撃はもちろん、スピードシューティングを含めてもほとんど関わりがなかったとのこと。このレンジも、サバイバルゲームに使うエアガンの調整用というのがメインの目的になっているようです。余裕で10mは取れるのに、ネットでここのシューティングレンジの感想を探すと「距離が短めですが……」という枕詞で紹介されていることが多いのは、目的が競技系射撃ではなくサバゲの調整用だからなのだと思われます。

でも、射撃競技の練習に使うには十分すぎるほどの広さ・長さです。APSカップの3競技ですら、少し無理すればおそらくフルで設置が可能なのではないかと思われます(上の写真、床に敷いてあるカーペットの一辺がちょうど1mになっていますので広さの見当が付けやすいかと)。

今回、この「撃鉄」シューティングレンジをお借りしての初開催となる「ひたすらブルズアイ」では、せっかく10m取れるレンジなのでということで久々に10mでのライフル、5mのピストル、両方を同時開催してみました。完成して出荷開始したばかりのAPS-3ライフル化キットのお披露目も兼ねられるかな、という目論見も少しだけありましたが……。
 
まずライフルから。
APS-3ライフルは下位独占となってしまいましたが(笑)、他の方のレベルがけっこう高かったというのが本当のところだと思います。スコアをみていただければわかると思います。あと私はライフルは基本素人ですので!(※APS-3ライフル化キットの設計にあたっては、ライフル射撃エキスパートのアドバイスを大いに参考にしています)それに、撃ち方を少し思い出してきた後半の方はけっこう良いスコアになってきてるでしょ? 優勝はChihoさんです。SR-2をベースに、フォアエンドレイサーやバットプレートなどを追加してライフル射撃用にカスタマイズしたものを使用されていました。

また、全競技終了後にくじ引きにて協賛メーカー・ショップさんからいただいた賞品を分配しましたが、そこで見事トップでクジを引き当てて、「とっておき」だったマルゼン・P38ガスブローバック(ワルサー125周年記念モデル)を引き当てたのもChihoさんです。銃を手にしたときの興奮具合から察するに、もしかしてガスブローバック・ハンドガンは初めてだったでしょうか? これはこれでAPS競技銃とは違う面白さがありますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
 
マルゼンさんよりご提供いただいた「とっておき」の賞品、ワルサーP38ガスブローバックです。リアルなメッキが施されている上にウエイトが効果的に配置されているので、手にすると「総金属製? これヤバいのでは?」って思ってしまうくらいのリアルさです。
 
次にピストルです。予想外にライフルに時間がかかってしまったので大急ぎで競技進行しなきゃならず、ちょっと慌ただしくなっちゃったのは申し訳ありませんでした。
自分自身の成績が、今年始めにSCATTを導入してから格段に伸びが良くなってきたこともあり、自分でイベント開催して「俺TUEEE」してるだけみたいな状態になってて、ちょっと心苦しいです。そんな中、なんとかイケガミを倒そうと頑張ってくださってる(エントリーシートに書く名前からして気合入ってる)方もいてくださって、心引き締まる思いです。

ただ、そろそろ「競技会を開催するだけ」じゃなく、何度も参加していただいている方に「こうすればもっと劇的に点数がアップします」みたいなアドバイスができるような場を作りたいなとも思うようになりました。近々そういう場、つまり時間をたっぷり使って一人ひとり射撃を拝見して、効果的な練習方法を一緒に考えていけるような、そんなイベントが開催できそうです。公共の施設を使いますので告知文などに制限が多く、「問題ない告知方法」について詰めているところです。OKが貰えましたら当ブログ、Twitter、Facebookなどでお知らせしますのでしばらくお待ち下さい。

なお、今回の開催については、トビサワさんに大変お世話になりました。細かい工具から延長コード、スタンドなど、いろいろとお借りできたことでレンジのセッティングや、4つめのターゲットの設置ができました。ありがとうございました。

次回の「ひたすらブルズアイ」は来週末の23日・土曜日祝日(秋分の日)に、新宿MMSにて午後5:00から開催です。「撃鉄」での開催については日程が決まり次第お知らせします。両方ともお楽しみに!

池上ヒロシ

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池上ヒロシ

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