協力:赤羽フロンティア
先週はいろいろあってUPが遅くなりましたが、6/4に赤羽フロンティアビル2F射撃場で開催した「ひたすらシリーズ」の結果をお送りします。
Twitterで実況中継的に結果をUPしていたので、なんかすっかり「もう済んだ」感がありましたが、実はブログの方に記事をUPしてなかったことに気づいて慌てて更新です。1週間前の話なので細かい部分が記憶のかなたですが、初参加の方がいらっしゃったこと、その方がひたすらシルエットでは凄いうまかったこと、練習だとシルエット8mはほぼ確実にヒットできてた人が本番ではちょっと違っていたことなんかを覚えています。
APSカップのシルエット競技は、6/7/8/9/10mにある5つのターゲット(大きさは30mm×30mm)に対して5発の弾を使って、どれだけ当てられるかで競う種目です。近いターゲットは点数が低く、遠いターゲットは点数が高くなっています。そして、どのターゲットから撃ち始めるか、次にどのターゲットを狙うかは完全に射手の自由に任されています。そのため、「どういう順番で撃つのか」はかなりの悩みどころになります。
統計を取ったわけではないのですが、一番遠いターゲットから撃ち始める人と、真ん中あたりから撃ちはじめて当たったら一つ遠いターゲットに移るというやりかたをする人が半々といった感じではないかと思います。残弾に余裕があるうちに遠くの(点数が高い)ターゲットに集中しておくという考え方、確実に点が取れるところからスタートし、残弾に余裕があるなら最高得点のターゲットを狙うという考え方、ひとそれぞれです。
ただ、多くのシューターにとって勝負の分かれ目となるのは、ちょうど真ん中にある8mのターゲットなんじゃないかと思います。得点は4点です。一番近い6mの2点に比べれば2倍もの高得点ですが、一番遠い10mの6点とは2点しか変わりません。9mや10mは「ミスをしなくても外れてしまう」可能性があるターゲットですが、8mならなんとか必中が期待できるんじゃないかと思える距離です。
というわけで、必中を目指して臨んだ「ひたすらシルエット・8m」でしたが、結果は上記のとおりです。なかなかパーフェクトとはいかないものですね。とはいえみなさん「当たるか当たらないかで比べれば、むしろ当たる」と言える結果です。本番まであと1ヶ月ほど、なんとかこの確率を上げていきたいところですね。
身体のバランスや体重のかけかた、トリガー、照準、そして意識の集中といったいろいろなことが完璧に上手くいってど真ん中に着弾する、それが精密射撃の醍醐味みたいなものだと思います。ですがAPSカップのブルズアイでその醍醐味を味わうには、10点があまりにも大きすぎ、制限時間があまりにも短すぎるのではないか……という思いで作ったのが「あきゅらぼ」オリジナルのブルズアイターゲットです。それをひたすら撃ち続ける「ひたすらブルズアイ」も皆様の思いもかけぬ高評価をいただいて、けっこう長く続けさせていただいています。
ここしばらくは主催者面目躍如な得点が撃ててます。春に手に入れたSCATTを使って自分の射撃を徹底解析して欠点を解消するために初心者に戻って最初からやり直しに近いことをやってましたが、それがなんとか形になりつつあるその成果が出ているんじゃないかと思います。……が、ヤマナカさんによる現時点での最高記録、シリーズ197にはいまだ及びません。197を3シリーズ連続するのを目標に今後も精進します。
今回も、マルゼンさんより豪華賞品のご提供をいただきました。「実に厄介なパーツで、使いこなすのは難しそう」と当ブログでは評価していた「フルアジャスタブルトリガー」ですが、「このトリガーが是が非でも欲しかった」という方の手に渡ってくれました。フラッシュライトやドットサイトも好評をいただきました。他にはノーベルアームズさんよりAimpointのロービジパッチ、そして「あきゅらぼ」からオリジナルのブルズアイターゲットやステッカーなど。
次回の「あきゅらぼ」主催のイベントは、今週末の17日(土曜日)の夕方5:00より、新宿MMSにて「ひたすらブルズアイ」を開催します。赤羽フロンティアでの「ひたすらシリーズ」は、APSカップ本大会が終わるまではしばらくその練習会のほうが優先されますのでお休みとなります。次回は8月くらいを予定しています。決まりましたら告知しますのでお待ち下さい。