Categories: 実銃射撃

初めて都大会ってものに出た

ライフル射撃(※ピストル射撃も含む)ってスポーツは、基本的に協会に属していないと出来ない。特にピストルは所持の時点でライフル協会の推薦が必須になるわけで、ピストル撃ちは多かれ少なかれ協会とある程度おつきあいをすることが強制されている。

けれどその“おつきあい”の深さは人それぞれ。ボランティアでいろんな仕事をするなど協会のために尽力してる人もいれば、所持許可関連だけの最低限のおつきあいしかしてない人もいる。私はどちらかというと後者。練習はほとんど自宅での空撃ち練習+玩具銃(APS-3)を使った実射なので体育館の射撃場にも足が遠のいちゃっているし、地区の記録会などにも顔を出した記憶がない。ここ数年は、年に数度の全国大会に出る程度になってしまっていた。

都でもいろいろイベントをやってはいるらしいのだけれど、射撃場にすら顔を出さない不精者の元には情報がなかなかやってこない。そのイベントの一つが都大会。所属している支部の市区に在住または在勤している人だけが出場できる団体戦と、そんなの関係無しに出場できる個人戦がある……らしい。

「らしい」というのは今まで出たことがなかったからだ。前住んでいた所では、所属していた支部のある市の在住でも在勤でもなかったから団体戦への出場資格が無かったというのもあるけれど、基本的に「射場に滅多に顔を出さない『誰それ』なヤツ」だからお声がかからなかったというのが最大の理由。

けれど今回、いつもAPで出ている人が用事があるとのことで珍しくお声がかかった。TELにて日時と場所だけ連絡を受け、まあ一応ということで練習もしつつその日を迎える。だいたいどのくらいの点数が出る大会なのだろう、と事前にネットで検索したところ、過去の試合結果がゼンさんページに掲載されていた。550点台後半も撃てば優勝圏内らしい。これならなんとか……おや、そういえば参加費とか払ってないけど良いんだろうか?

現地に行くと予想以上に沢山の人が。開会式は支部ごとに列を作って行う、らしいが、同じ支部の人がどこにいるのかわからない、というか顔を知らないので並べない。困った。まあ、似たような人は他にも何人かいたけど。ようやく移籍の時にお世話になった方に出会って挨拶、標的を貰う。

「そういえば参加費っていつ払えば?」
「いや、参加費なんて要らないから;;」

なんと、無料で1試合撃たせて貰えるらしい。ラッキー。とはいえ射場借りるのも標的にもお金はかかるし人も要るんだから経費がかかってないはずはない、ということは経費分は協会費から出てるわけで、それを使って撃たせて貰うことになるのか。これは責任重大。真面目に撃とう。いや、いつも真面目だけれど。

というわけでいつもより多めに時間を使いつつ撃って、目標としてた550点台後半にはちょいと届かなかったけれど、他の区の上手い人が調子悪かったようで薄氷ながら1位。団体戦だから私一人が良くても優勝旗とかメダルとか貰えるわけじゃないんだけれど、一応種目別の表彰はあり、賞状を頂いた。

贈呈者名が我らが都知事しんたろーさんだ。もちろん、彼から直接手渡されたわけでは無い。あと、なんか妙に紙が大きい。

これを機会に、ちょっとは区の記録会とか都のイベントとかにも出てみようかな。

池上ヒロシ

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