製品レビュー トイガン射撃

今週末のひたすらシリーズではエアガン本体が賞品で出ます

投稿日:2017年3月3日 更新日:

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3月になりました。今週末はひたすらシリーズなのです。

今年から、APSカップを開催しているマルゼンさんから「ひたすらシリーズ」に協賛品がいただけることとなりました。半ばルールを丸パクリして独自マッチでございって体で開催してるなんていう、ちょっと後ろ暗いところがかつてはありましたが、いまはもう胸をはって「あのマルゼンが認めたひたすらシリーズに君も参加してみないか!?」とか言えます。すいません調子こきました。

それはそれとして、今回協賛品としていただいたブツはちょっとすごいです。BB弾とかゴーグルとかじゃなくて――いや、BB弾ってのはある意味で賞品として貰えると一番無難というか誰もに喜んでもらえるブツではあるんですが――、エアガン、それも長物のエアガン本体です。

shotgun_07製品名:ショットガン CA870 ストック 《ニューホップアップシステム搭載》
● 価格(税抜):12,800 円 【スポット生産】
★ 発射方式:コッキング・エアー、可変ホップアップ
★ 全長:777mm
★ 重量:1600g
★ 装弾数:40発
★ 付属品:マガジンローダー(アダプター・パイプ・ロッド)、ホップアップ調整用2mm六角レンチ
★ 備考:ABS樹脂製ショルダーストック装備
※写真はマルゼンWebサイトより引用

ポンプアクションのショットガンの形をしておきながら、実は単発。外観のほとんどは、言っちゃなんですがそれほど質感の良くないプラスチックで覆われているけれど、それを外すと中身はほぼ全部金属製。パワーもあって精度もたかく、実はエアガンとしての性格はスナイパーライフルに近く、「チープなプラスチックの皮を被ったAPS-2」なんて形容したこともあります。見た目と中身がまるで違う(良い意味で)エアガンです。

いくつかのバリエーションがありますが、こんかい戴いたのは固定ストック付きでサイトやマウントレールが一切付いていない「CA870 STOCK」。いつからでしょう、可変ホップアップ付きになっています。

せっかくなので、細かい部分を見ていきましょう。軽く分解もしてみます。

20170305maruzen-prize02アウターバレルはABS樹脂製。グラスファイバーが混ぜられていて強度がアップされているタイプの樹脂だ。簡単に割れたり変形したりしないのが利点だけれど、表面にシワシワっぽい模様が浮き出てしまってえらく安っぽく見えるのが欠点。
20170305maruzen-prize05アウターバレルの根本に小さい穴が開いていて、2mmのレンチをその穴から突っ込んで内部にあるイモネジを回してHOP調整をする。
20170305maruzen-prize03「CA870」のベーシックモデルはストックが無いピストルグリップ仕様だが、この「CA870 STOCK」には固定ストックが付いている。流行の調整ギミックのたぐいは全くない、クラシカルな散弾銃のストックそのままの形だ。
20170305maruzen-prize04箱型のマガジン。まるでアサルトライフルみたいに銃の下から着脱できる。手のひらの中に入ってしまうくらいの小さいマガジンだが、装弾数は40発と意外に多い。左右のボタンを両方いっぺんに押すとロックが外れるという機構は、不意にマガジン落下してしまうようなトラブルがほぼ皆無なので、これまた意外に使いやすい。
初速(単位:m/s、東京マルイ・ベアリングバイオ0.2g使用)
1発目 80.52
2発目 80.43
3発目 80.31
4発目 80.01
5発目 80.10
6発目 80.05
7発目 79.77
8発目 80.00
9発目 79.67
10発目 80.43
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平均 80.13m/s
パワー 0.64J
20170305maruzen-prize06アウターバレル、レシーバー、ストック、フォアエンドを外したところ。残る部品はほぼ全部が金属製。亜鉛ダイキャストのカタマリを左右モナカで組み合わせて、それにABSの皮を被せるという構造をしている。合理的つったらこれ以上合理的な構造はないんだろうけれど、見た目の高級感とか所有することの満足感とかそういうのとは無縁である。
20170305maruzen-prize07HOP調整穴の前方には棒状のレバーがある。もしかしたらこのレバーと連動してテコの原理を使って精密なHOP調整ができるようになっていたりするのか…?と思ったのだけれど、中を見たらイモネジの頭が直接チャンバーパッキンを押すという前時代的な方式。「レンチの先端を数ミリ動かしただけで鬼ホップ」みたいな可変ホップなんじゃないかと思う……。
20170305maruzen-prize08それにしても、外側にかぶせてあるファイバー混入ABSの「皮」は、安っぽいことこの上ない。パーティングラインもバッチリ残っている。ちょっと手間をかければかっこよくなりそうなのに……。
20170305maruzen-prize09あれ? なんか知らないうちに色が変わったぞ?

というわけで、このスペシャル仕様タンカラーバージョンのCA870 STOCKは、今週末の日曜日、赤羽フロンティアビル2F射撃場にて開催される「ひたすらシリーズ」にて賞品として出ます。トップスコアの人って形だとちょっとアレですから、みんなでじゃんけんとかくじ引きとかして対象者を決めたいと思います。

※申し訳ありませんが、18才未満の方にはお譲りできません。

「ひたすらシリーズ」は、マック堺さん主催のU18スポーツシューティングの終了後、だいたい午後3:00頃からスタートになります。まず「ひたすらシルエット」、その終了後に「ひたすらブルズアイ」という順番です。片方のみ参加は1,000円、両方参加は1,500円、18才未満の方は500円で両方に参加できます。事前エントリーとかなしで当日飛び入りで大丈夫です!

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