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射撃競技は男女混合にしたらどうか【海外の反応】

投稿日:2016年5月28日 更新日:

  • 「競技数を増やすのは不可能」というのは、実のところどこまで本当なんでしょうか?
    競技にかかる日数とクォータスロット数に変化さえなければ、IOCは競技の数そのものにはそれほどこだわらないんじゃないかと、私は思います。「女子フリーピストル」の新設は十分にありえます。。女子フリーピストルが新設されれば、他のイベントからクォータスロットを奪ってくる形になります。
    実はフェンシングが似たような問題に直面し、競技をいくつか入れ替える形で解決したことがあります。完璧な方法とはいいませんが、とりあえずなんとかなりました。(国籍不明・多分アメリカ)

    →>現在、女性でフリーピストルを撃ってる人がほとんどいないのは、それがオリンピック種目ではないから
    過去、フリーピストルが男女混合だったことがありますが、その時はフリーピストルを撃つ女性はほとんどいませんでした。なぜ今なら違うことになると思ったのですか? 女性に熱意を呼び起こさせるというのは、とてもむずかしいことだということを認識しましょう。
    水泳競技について疑問に思ったことはありませんか? 私は、遠い遠い昔に水泳選手だったことがあります。水泳は一つの大会で大量のメダルを獲得することができます。そのことは多くのスポンサーを集め、TVでの放映時間枠の獲得に繋がり、それはさらに年間のイベント数の増加に繋がります。
    私は30年来のフリーピストル選手でもあります。その上で言いますが、フリーピストルを撃ちたいという女性はそれほど多くないでしょう……残念ながら。(アルゼンチン)

 

  • 参加できる大会が増えれば、女性のフリーピストルシューターも増えていくだろうと私は考えます。参加種目を減らすよりは、「弱い性」に対して門戸を開く方が良いはずです。射場も50mライフルと同じものが使えるわけで、余分なコストが増えるとは思えません。
    ところで、アン・ゴフィンを知っていますか? 彼女は1974年のモントリオール・オリンピックでフリーピストルに参加しています。元々はエアピストル選手だったところが、参加機会があったためフリーも撃ったという経緯だったんじゃないかと思います。FP撃ちではない選手の成績としては515は決して悪くありません。(ベルギー)

    →エアピストルがオリンピック公式競技になったのは1988年のことです。1974年オリンピックでは、彼女が参加するにはフリーピストル以外の選択肢がありませんでした。(ニュージーランド)

    →なんと、そうだったのですか! アン・ゴフィンは数多くのAPとSPの大会に参加していまして(その多くで良い成績を残しています)、特にベルギーではエアピストル撃ちとして良く知られているのですが、それ以外の分野での成績については調べてもよくわからなかったのです。(ベルギー)
    アン・ゴフィン オリンピックでの成績


男女別々の枠を同じ数だけ設けることと、枠など作らずに男女混合にすることと、どちらが「男女平等」なのかってことは、もうこれは人類という生物につきつけられた永遠のテーマみたいなものなのかもしれませんね……。正解を言おうとすれば、「ケースバイケースであって最適とされる選択は状況によって異なる」っていう、答えにもなんにもなってない回答にしかならないのでしょうけれど。

男性にも女性にも、その性であるがゆえの特権を与えずに両方とも平等に扱うという点では「男女混合」が「正しい選択」なのでしょう。しかし射撃に限らず多くのスポーツにおいて、そんなことをすれば結果的にトップレベルの選手が男性ばかりで占められてしまう(あるいはその逆になる)のは火を見るより明らかです。それはそうでない方の性を持つ人間にはメダル獲得のチャンスがほとんどなくなってしまうという「差別」を生じてしまいます。

もちろん、個々の例を見ていけば「ほとんどの男性を凌駕する素晴らしいスコアを撃つ女性」は存在します。ただ問題なのはそういう人が一人いた、二人いたという話ではなく、射撃スポーツを男女混合にすれば上位陣の男女比が偏ったものになるのは避けられないという厳然たる事実です。

多くのスポーツは、男性と女性それぞれに競技種目を分けることで「男女平等」を実現しようとしてきました。しかしスポーツそれぞれの性格や特長から、競技者に男性が多く女性が少ないスポーツ、あるいはその逆のスポーツというものがあります。男女の種目数が同じだと、競技人口が極端に少ない種目が生じてしまい、その種目では女性が男性に比べて遥かに容易に上位に行けたり、その逆だったりするという問題がスポーツによって生じることになります。男女で種目数に差を付けることでその問題をなんとかしようというのが、現状で多くのスポーツが選んだ選択肢なわけです。完璧に正解だとは言えないものの、とりあえずは「最も男女平等に近いありかた」として選ばれているのが現状であるとも言えます。

男女平等の旗印のもと、その現状に「NO」を突きつけたIOCのアジェンダ2020。これが、最近流行りの「政治的な正しさ」を過剰に追い求めるがゆえの暴論なのか、それとも真の男女平等に繋がる画期的な改革になるのか、冷静に見守っていく必要があるのかもしれません。

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